「歯が痛くて噛めないんです!この痛い歯は神経がないはずなのに…なぜ?」と患者さんの訴えです。
では、何故このようなことが起きるのでしょう?
実は、歯の痛みは神経の有無にかかわらず引き起こされます。
一例として「根尖性歯周炎」といって「神経が死んでしまった歯、或いは、過去に神経を取った治療済の歯に引き起こされる病気」が挙げられます。
これは、感染根管といって元々神経が入っていた歯の中空間(根管といいます)か細菌感染を起こした結果、歯の根の先に膿を持つ病気で急性発作を起こすと軽く噛み合わせることすらできなくなりますが、初期の段階では軽度な痛みのことが多いのと数日で痛みが消えることが多いので、患者さんとしては「このくらいの症状では、歯医者に行く必要がない・・・」と思う方が多いようです。
軽い症状は急性発作の前兆ですので迷わず歯科受診をおすすめします!