うまくいかない理由には二つ考えられます。

一つは、やり方が間違えている。
もう一つは、面倒で習慣付かないし、忘れてしまう。
「毎日やらないといけないのですか?」とよく聞かれますので、習慣にならないとかなり面倒なのかもしれません。
何れにしてもフロスは、虫歯や歯周病を予防する上では欠かせないものですので、予防を推奨する当医院としてはぜひ使っていただきたいと思っております。

では、どの様にしたら身に付くのでしょう

一つ目の対策として自医院では、初回のフロス指導(治療や予防指導と同時に行います)後に出来る範囲で患者さんに実践していただき、次の来院時に上手くできなかった場合、実際に目の前でフロスをしていただき方法を修正します。
目の前で修正し患者さんに行っていただくと「意外と簡単なんですね!」とお話しされる患者さんが殆どです。
問題は、面倒だし忘れてしまうという方への対策です。
最近、聞き慣れないかもしれませんが「フロスディスペンサー」なるものが販売されています。
自動で適度な長さにフロスが引き出されカットできるというものです。
色々なメーカーのものがあるようですが、私が最も効果的であると思ったものがあります。
洗面所の鏡に設置でき、ボタンを押すと自動的にフロスが供給されます。ここから更にスタートタイマーが90秒点滅するという優れものです。(フロスは、約90秒で終われると想定します。)これなら忘れないと思います。
フロスを忘れがちな方は、試してみてはいかがでしょう!
当医院では、フロスのコツをお渡ししています。(写真参照)
予防にフロスは欠かせません。

ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘