やっと暑さもひと段落しました。ここ数日は、よい気候の日が続いていますが、いかががお過ごしでしょう!
当院でも、暑さがひと段落と同時に、急性発作のでの痛みや腫れで来院される患者さんも少なく落ち着いています。
先日、セカンドオピニオンとして次のような患者さんがお見えになりました。
「最近、引っ越してきて予防で評判の良い近所の歯医者に検診に行ったのですが、虫歯が12本あるといわれて・・・・次回から治療を進めると言われ・・・治療計画書を見ると削って詰め物をするみたいなんです・・・とてもショックです
今までのかかりつけの歯医者には、3か月毎にメインテナンスに行っていたのに何も言われませんでした・・・私、どうしたらよいのでしょう?友達の紹介で、こちらで相談できると聞いたので来ました。」との事です。
お口の中を拝察すると、歯の溝が茶色くなっている程度の初期段階の虫歯や過去に治療した白い詰め物の変色を合わせると確かに治療計画書通り12本の該当する歯がありました。
私の診断では、「削らずに、今まで通り3か月毎のPMTCなどのメインテナンスでよい」としました。
この患者さんには、「初期段階の虫歯は、お口の中の衛生状態が良い人は、進行する可能性は低い」とお話しし、サードオピニオンもおすすめして相談を終了しました。
虫歯治療と予防の境界線は、歯科医により判断が異なることがあります。自院では、なるべく歯は削らない方針で治療計画を立ており、削る基準は、探針と呼ばれる先のとがった器具が歯の表層のエナメル質を通過している時としています。
削った歯は、二度と元に戻りません!虫歯は、早期発見早期予防が大切です!
蔵前・浅草橋ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘