「歯がしみて噛めない!食後に持続的な痛み的なが・・・」
お口の中を拝察しますと、該当歯に銀歯が入っており、数年前に私が治療した歯でした。
レントゲン上では、虫歯ではありません。
では、何故治療した歯が痛くなっているのでしょう?いくつか原因が考えられます。
・詰め物が神経に近く、詰め物を介しての温度刺激に神経が耐えられなくなった。
・嚙み合わせによる負担過重。ストレスによる噛みしめや歯ぎしり。
・詰めたものが原因ではなく、歯の根元に知覚過敏がある。
いづれにしても、虫歯ではありませんので、削らなくても回復の可能性はあります。
今回は、レーザーを照射と内服薬で経過を見たところ、数日で回復しました。
この様なケースでは、神経をとる治療を選択することも考えられますが、患者さんと相談の上「なるべく神経は、残したい」とのことでしたのでレーザーを照射を選択しました。
(レーザーは全ての症例で効果が出るわけではありません。)
神経が虫歯菌によって感染を起こし痛くなっている場合は、神経を取る必要がありますが、今回のように感染していない場合は、痛くても回復の可能性があります。
神経を取ると歯の寿命は短くなりますので、出来るだけ神経は残したいものです。
レーザ治療は、知覚過敏にも有効です。
蔵前・浅草橋ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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