
平成27年度学校保健統計によると
12歳児一人当たりの永久歯の平均虫歯保有数が一本を切りました。(0.9本)
これは、なにを意味するのでしょう!
「ご家庭でのお子さんに対する親御さんの幼児期の仕上げ磨きの意識の向上」

「各歯科医師会が行政とともに行っている検診などの歯科保健活動」

→残念ながらボランティア性が高いためか
歯科医師会に所属する医療機関が少なくなってきています。


もちろん予防を推奨する当院は、所属しています。
そして、御存知の方は、少ないかと思いますが、長年、歯科医師会が進めてきた「8020運動」(80歳で20本の歯をのこすための国民に対する啓発や予防運動)というものがあります。
80歳で20本を達成する方が半数を超えようとしています。
台東区では、他地区に先駆け「9020運動」が始まろうとしています。
虫歯が少なくなったことは、予防意識の改革によることを意味していると思います。
しかし、喜んでばかりはいられません。
残念ながら、親の手からお子さんが離れる時期、あるいは、大学受験の18歳くらいを境に徐々に虫歯が増える傾向にあります。
そして、20歳を過ぎるころには、喫煙・飲酒などお口にとって徐々に過酷な条件に変わっていき、歯周病の危険にさらされます。
虫歯が消えた!というのはほんの一部の年代です。
定期的に歯科医院で専門的清掃などのメインテナンスを行うことで虫歯や歯周病を防ぐことができます。
歯医者は、痛くなってから行くところではなく、痛くなくても行くところに変わりつつあります。

皆さん、一緒に予防をしましょう!(予防は、痛くありません)

蔵前・浅草橋ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘