ある大学の予防歯科研究グループが
舌の汚れの着いている面積が広い人は、呼気中のアセトアルデヒドの濃度が高いと発表した。

アセトアルデヒドは、口腔がんや咽頭がんの原因になると言われており、歯科領域としては、注目すべきことであります。
口の中の細菌がアルコールやグルコースを分解代謝して作られるアセトアルデヒドは、
高濃度で体に取り込まれることで発がん性が指摘されており、生理的な範囲でも持続的な摂取は、問題であると考えられています。
今回の発表では、舌の上に舌苔と呼ばれる白い膜のようなものの面積と口の中のアセトアルデヒド濃度を健常者65人に調査した結果、
汚れの面積の広いほどアセトアルデヒドの濃度の高い事が判明し、
また、舌の汚れを取ると濃度が下がる事もわかった。
アセトアルデヒドは、アルコールやタバコが発生原因とされていたが同研究から舌の汚れからも発生する事が判明、
今後研究が進むことで舌の清掃で、がんが予防できる可能性を証明できるかもしれないとした。

舌には、お口の中の細菌の40%がいるとまで言われています。

舌の汚れを取る事で、口臭や虫歯・歯周病のみならず色々な病気を予防できる可能性があります。
是非、皆さんも歯磨きの後に舌の汚れを取ってみましょう!起床時の口臭が少ないのが分かりる筈です。
知らない方も多いかもしれませんが、舌の汚れ取りに専用の器具もある程です。
当院では、汚れが目で見てわかるラバー状のものをすすめています。あまり大きすぎると嘔吐反射が出ますので適度な大きさのものが良いでしょう

写真は、私も実際使用している舌の汚れ取りです。(飴ではありません

舌苔は、きれいに取りましょう!

蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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