歩きながらスマホで人にぶつかったり
注意をしなければいけませんが、歯科的にも色々な影響があるようです。
最近、スマホを長時間する人は、老け顔になるとよく言われています。
目を細めて文字を読んだりすることで目じりにシワができたりなど色々な要素があるようですが
歯医者的なところから考えてみましょう
スマホを見るときは、ほとんどの人が顎を引いた状態で下を向くと思います。
この下を向く姿勢が、本来顔を正面に向けた時には伸びているべき首の下にある筋肉を収縮させます。
これにより正面を向いているときにはこの筋肉で引っ張られている口角から下あたりの顔の皮膚がたるんでしまいます。
この姿勢を長く続けると「ほうれい線」くっきりの顔ができあがってしまいます。
確認したい方は、鏡を机に置いて上から覗いてみるとこの顔がわかります・・・
お口の機能については、この顎の下の筋肉は開口筋と呼ばれ主に口を開くときに使われる筋肉で、閉口筋と呼ばれる口を閉じる筋肉と均衡が取れる事で正しい口の動きができます。
この均衡が崩れると自分では気が付かない噛むサイクルのズレが生じ体調不良につながる事もあります。
また、舌下腺(唾液を作る工場と思って下さい)が圧迫され唾液が出る量が減る事により、唾液が持っている抗菌作用が発揮されにくくなり、お口の中のばい菌が増えやすくなるため口臭の原因にもなります。
そして、スマホゲーム等熱中すればするほど交感神経が優位に働き更に唾液が出にくくなる、しゃべらなくなることにより口の中は、乾燥状態に陥り、よりばい菌が繁殖しやすい環境となります。
唾液には、歯周病菌や虫歯菌の活動を抑える働きがありますので、口の中が乾燥すると自然に歯周病や虫歯になりやすくなってしまいます。
おすすめは頬を膨らませたり、舌を前に突出し左右に動かしたり、首を回してストレッチをすると良いです。
ある雑誌で見かけましたが、最近「スマホ型口臭」などとも呼ばれているようです。
正しい姿勢は、健康の源です。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
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