これは、コンビニの約5万店をはるかに上回っています。

特に都心部での歯科医院の過剰がひどく、「石を投げれば歯科医院にあたる」と言われるほどになっています。
そして、国民皆保険制度を維持するための地域歯科保健活動に参加しない、或いは、出来ない歯科医師会未加入の医療機関も増えています。
軒数が多いため患者さんにとって歯医者選びはとても難しいのではないでしょうか?コンビニであれば軒数は多いが、ある決まったブランドで選ぶことは可能ですが、医者選びはそうはいきません・・・

以下は、今年1月のJS自身(仮名)に実際に掲載された記事の内容です。
「最近は、抜く必要のない歯を抜いて保険点数を稼いだり、保険だけでは生計が立てられず、患者さんが全額負担する保険外治療を強引にすすめる歯科医が増えました。高額のインプラント治療に誘導する悪質なケースも見受けられます。強引な治療によるトラブルが増えています。」
この様な記事を見ますと、とても残念であると同時に歯科界全体の信用にかかわる事であると思います。

私の実際の患者さんの例をお話しします。
自医院に通院されていた患者さんで治療の途中で突然来院が途絶えてしまいました。1年半後、再来医院されお口の中を拝察しますと、下の奥歯に保険外の高価なブリッジが装着されています。噛むと痛いので治療してほしいとの事でした。その部分は、私が治療していた部分ですが、他院の先生に治療していただき治療は完了したそうです。レントゲンを診ますと歯根が折れており到底噛める状況ではありません。その歯は、私が治療していた時にすでに歯根破折の可能性があり、もしかすると抜歯の可能性があると患者さんにお話しした矢先の転院でした。結局、抜歯をせざるを得ない事を納得していただき私が治療を進めることになり、高価なブリッジは使えなくなってしまいました・・・とても残念な結果で、「数十万円が無駄になってしまった」とお話しされる患者さんの気持ちは、やりきれないものがあると思います。
歯科医が100人いれば、100通りの治療計画があります。
最高の治療法がその患者さんにとって最善の治療とは限らないと私は思います。治療は、患者さんの生活環境や年齢・患者さんの希望を考慮し、すすめることが大切ではないかと考えています。
お困りの事がありましたらご相談下さい。

蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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