
口の中は、治療中自分で見ることが出来ないので、口の中に針を刺される麻酔は、恐怖感が倍増します。

私自身、実家は歯科医ではありませんので、家庭で予防して虫歯が出来ないようになどといったことはなかったようです。
子供のころ親に歯磨きをしてもらった記憶はなく、恥ずかしながら虫歯だらけの幼少期を過ごし、痛くて夜中に近所の歯医者に駆け込むこともありました。

当時の歯医者に対する記憶ですが、殆どの歯科医院は予約制ではなくかなり待ったされました。
予約制の歯医者が当たり前になったのは、私が小学校の3年生くらいと記憶しています。私の世代は、ベビーブームと呼ばれた時代ですので、待合室は、子供であふれていました。
診察室からは、子供の泣き声が聞こえドキドキしながら自分の番を待っていました。(当時は、親子分離治療でした。)
診察室に入るとマスクをした先生とご対面です・・・顔がよくわからないので更に恐怖心は増しいていきます。
いよいよ麻酔です、青い注射筒に先生が麻酔液を入れ「痛いけど頑張って・・・」本当に痛い注射でした。

今では、表面麻酔(針を刺す前の予備麻酔)後に麻酔をするのが当たり前になったのと注射針もかなり極細となり痛みはかなり少なくなり条件によっては、針を刺したのが全く分からない事もあります。

※写真の最上段が伝達麻酔用で神経のおおもとに打つための針で折れるのを防ぐために太目になっています(昔の針よりは細いです。)中段が通常よく用いられるスタンダードなもので、硬い組織に麻酔をするときに有効なものです。最下段が極細針で痛みが感じにくくなっています。
できるだけ痛くない麻酔を心がけています。

ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。https://www.jm-shika.com/