
歯医者に行ったが「虫歯ではないので様子を見ましょう・・・」といわれ痛み止めをもらったという経験をされた方!もしかすると原因は、噛みしめや歯ぎしりかもしれません。

歯ぎしりは、自覚のない事も多く、ギリギリとした音が出ない事もあり、私たち歯医者は歯の形や歯槽骨と呼ばれる骨の形を見て歯ぎしりの有無を判断します。

歯の形としては
・噛み合わさる歯の表面が極端にすり減っている。
・犬歯の先端が平らである
・前歯の先端が薄く、透けている
・歯と歯茎の境目の歯がくさび状にえぐれている(昔は、よく過度なブラッシンのせいだと言われていました)
骨の形としては
・下顎の歯の内側の骨がゴツゴツ出っ張っている
・上顎の奥歯の外側の骨が大きく隆起している
これらが、特徴的な歯ぎしりのある患者さんのお口の中です。
痛み止めでおさまる程度であればよいのですが、中には、歯が歯ぎしりで疲労を起こし割れてしまたっり、神経が炎症を起こしてしまったりという事もあります。
先日も私が拝察させていただいた患者さんで、レントゲン診査でも虫歯は見られなかったのですが、典型的な歯ぎしり所見で「奥歯に持続的な痛みがあり仕事も手につかない・・・」

痛み止めを処方し、レーザーを当て噛みあわせを調整し数日様子を見ましたが、快方に向かわず神経を取る事になってしまいました。虫歯でもない歯を削るのは、歯医者としてとても心苦しいものがありましたが、止むを得ずの最終手段でした。
また、歯に過度な力が加わることで、よく磨けていても局部的に歯周病が発生することもあります。
歯ぎしりの対策として、マウスガードを装着したり、寝る前に「歯ぎしりは、しない!」と自己暗示をしたりと色々な方法がありますので、お口の中を見て記述しました歯や骨の形があり、時々歯がしみたり痛んだりする場合は、
早目の受診をおすすめします。
歯ぎしり対策は、歯科医院で!

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蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘