しかし、歯周病が糖尿病と深い関係がある事は、あまり知られていません。


糖尿病が悪くなり免疫力が低下すると、歯周病のあるかたは、更に歯周病が悪化します。
これは、本来、歯周病菌から歯を支える骨が溶けるのを防ぐ働きの免疫細胞がうまく機能しなくなるためです。
そして、免疫細胞の働きが低下していると脳が判断すると、破骨細胞を活発に働かせて歯周病菌から歯を支える骨を非難させようと健康な骨を破壊してしまいます。
つまり、脳が誤った指令を出してしまうわけです!

この悪循環で歯周病が進んで行きます。
そして、歯周病の歯ぐきからは、血糖値のコントロールを妨げる物質が放出されるため、同時に糖尿病も進んでしまいます。
従って、糖尿病を治すには、歯周病の治療が必要ですし、歯周病を治すには、糖尿病を治す必要があるという事になります。

歯周病がなければ、糖尿病が早く治るはずの人もたくさんいると思います。成人80%近くは、歯周病を抱えていると言われています、適切な検査と治療で歯周病は快方へ向かいますので自覚症状の有無にかかわらず、
かかりつけの歯医者に相談してみましょう!
お口は健康の入口です、正しい予防の知識を身につけましょう

蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘