しかし、詳しい原因は、いまだ不明です。

「歯ぎしり」には、次のタイプがあります。

・グラインディング→ギリギリと大きな音がして、周りの人が気が付きます。
・クレンチング→歯を強く噛みしめる、食いしばりです。音が出ない「歯ぎしり」です。
・タッピング→上下の歯をカチカチ素早く噛み合わせます。
物事に集中していたり、精神的なストレスを感じると起きている時でも、クレンチングは起こります。
では、「歯ぎしり」は、身体にどのような悪影響があるのでしょう?


1、歯への影響
歯が削れる・歯と歯ぐきの境目の歯の根もとに三日月状のクボミができ、歯がしみる。(知覚過敏)
歯が割れる。
詰め物が取れる、または、壊れる。
2、歯肉への影響
歯が強く揺らされることにより、歯周病が進みやすくなる、または、発症する。
3、顎への影響
顎関節症になりやすい。
4、全身への影響
肩こり・頭痛・腰痛やバランス感覚のくずれ等。
歯ぎしりのある方は眠りが浅く、睡眠時無呼吸とも関係するといわれています。
対策としては、日中であれば噛みしめていると思ったら上下の歯をはなす意識を持ちましょう

就寝中については、マウスガード(ナイトガードとも呼びます)というマウスピースを装着し歯を衝撃から守ります。歯医者で型をとって作ります。
歯ぎしりは、万病の元!

蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘