口臭の原因の約85%は、お口の中にあるといわれています。

口臭の源は、口腔内に常在している細菌によって作り出されます。
唾液や歯垢の中には、たくさんの細菌がいて、食べかすなどを栄養にして増殖しています。歯周病や虫歯は細菌
感染症ですので、このような歯科的病気を抱えている人は、より強い臭いを発している事になります。
人の口の中は、通常37度前後に保たれており、唾液により潤っていて、それに加え食べかすがあります。
実は、口の中は、温度・湿度・栄養の三つの細菌が繁殖するには、最適な条件が揃っているのです。

成人の口の中には、約300種類の細菌がいわといわれ、歯垢1グラム中には、一億もの細菌がいます。ちなみに足の裏より多い数です。これらの細菌は、口腔内の清掃やケアを怠ると爆発的に増殖し、不快な口臭を発します。
また、老人臭と呼ばれる高齢者特有の臭いは介護の場では、排泄物のせいと思われていましたが、口
腔ケアの不足による口臭が原因の事もあります。
では、どうしたら口臭を予防・治療が出来るのでしょうか?

1、歯周病と虫歯の治療
2、正しい歯磨き(プロに習いましょう)と歯ブラシ・歯磨剤選び
3、舌の清掃(専用の道具があります)
4、保湿剤(口の乾燥は、口臭の原因です。)
5、歯医者で歯周病などの検査と合わせた、定期的なプロクリーニング(3~6か月に1回)
6、入れ歯の方は、洗浄剤など正しい手入れ(カビの防止)
7、寝たきり高齢者の方は、歯科医師・衛生士による口腔ケア(胃瘻の方は、特に必要です。)
是非、実践してみて下さい。
口臭は、内臓疾患など全身的要素もありますので悩まず歯科医に相談しましょう。
※過酸化水素系のwowスプレーホワイトニングは、口臭予防と殺菌効果があります。
嫌な口臭をなくし、楽しい時間を手入れましょう!

院長 野崎康弘