
歯ブラシで落とせる汚れの割合は上手な人でも60~70%くらいと思われます。残りはデンタルフロスなどの仕上げ器具で落としますが100%汚れをとることは、不可能に近いことです。
また、汚れの中には、プラークと呼ばれる歯周病や虫歯の原因になるバイキンが沢山います。このバイキン達は、バイオフィルムと呼ばれる自らを守るバリアの中で増殖します。
このバリアを壊さない限り菌を取り除くことはできません。
バイオフィルムは、非常に粘着性に富んでいて歯の表面に強固に付着し歯磨きでは取り除けません。
では、どうしたらよいのでしょう?
PMTCである程度は、取り除くことができます!

PMTCとは、P・プロフェッショナル(歯科医師・歯科衛生士)が行うM・メカニカル(専用の機械)を使用して、T・トゥース(歯)をC・クリーニング(磨き上げる)ことをいいます。
これには、歯周ポケット内のよごれの取り残しを無くすため、必ずプロービングという歯周ポケットの深さを測り
処置に入ります。つまり、深いポケットがあれば、その深さの汚れを取らなければいけないという事です。
出来るだけ定期的に行うことで予防効果が高まりますので、お勧めします!

また、PMTCでバイオフィルムを壊したあとの除菌は、さらに効果的です

PMTCの効果については、後日、掲載したいと思います。
院長 野崎康弘