「冬は、こたつでミカンでしょう!」
最近は、色々な暖房器具が発達していますので、ちょっと古いフレーズになってしまいましたが、私の母74歳は、今でもこたつでミカン!でテレビを見ています・・・失礼しました。
本題に入ります。
皆さん、ミカンの皮をよく見ると細かいプツプツとしたくぼみがある事はご存知かと思います。私たちの歯ぐきにもよく見ると小さなくぼみが無数にあります。
唾液があると見えにくいのですが、ティッシュなどで歯ぐきの水分を拭き取り明るいところで見ると確認する事が出来ます。
残念ながら、歯周病が進んでいたり、喫煙者では、血流に異常をきたすため見ることが出来ません。
このくぼみは、専門用語では、ステップリングといい健康な歯ぐきのバロメーターになていて、歯肉のコラーゲン繊維が減少すると見えなくなります。
ミカンやその他柑橘類に多く含まれるビタミンCは、コラーゲン合成を促進し、これにより歯周病の予防が期待できます。
コラーゲンは、その他では、歯根膜と呼ばれる顎の骨(歯槽骨)と歯根との境目で歯と歯槽骨を結びつける部分の主成分にもなっています。
※歯周病になると、この歯根膜が破壊され深い歯周ポケットが形成され、同時に歯槽骨が溶けだしてしまいます。
この様にビタミンCは、歯茎の健康には、欠かせない栄養素で歯肉や歯根膜の中でコラーゲンの再生を助けます。
特に、歯根膜内のコラーゲンは、外力により破壊されやすいのですが、再生しやすいのが特徴です。
例えば、歯並び矯正のためワイヤーで力をかけても歯が抜ける事がないのは、この再生力によるものです。
逆に、再生力が低下した歯周病の炎症がある状態で強いが加わると歯がグラグラになってしまいます。
硬いものを噛んだら歯がグラグラになった経験のある方は、既にコラーゲンの再生が歯周病により出来なくなったと考えられます。
定期的な歯周ポケット測定で早期に歯周病が発見できれば、再生力により歯が抜けることが防止できます。
定期的な歯周ポケット検査で歯周病予防!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
2014.12.12更新
「歯ぐきからの出血を放置」が50%超
歯ぐきに出血やはれがあるのにすぐに歯医者へ行かず放置した経験がある人が50%を超える
(Lオン社生活調査より歯ぐきの腫れや出血の経験があると回答した者約80%中)
歯周病と思われる症状が歯ぐきにあるにもかかわらず
・近いうちに歯医者へ行こうと思っている→約30%
・いつか時間があれば歯医者へ行こうと思っている→約30%
・暫くすると治るので様子を見る→約20%
・いつもの事なので気にしない→約15%
・その他→約5%
となり、歯周病にかかっているにもかかわらず多くの人が適切な対処をせずに放置していることが分かった。
歯周病は、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病などの全身疾患の原因なることが解明されてはいるが、まだまだ一般の人たちには、知られていない事がこの結果に反映されているようです。
また、歯医者に行くきっかけは?の問いには
「痛みの症状が出た時」80%を占め、定期的に歯医者でメインテナンスと予防を受ける人は少なく、予防を推奨する当院としては、更に予防の普及と啓発が必要であると考えさせられる結果となりました。
患者さんの中には、「歯医者に行くと悪いところを見つけられ、痛くないのに治療されるのが嫌だ」と思われている方もいるようです。
しかし、患者さんにとってご自身のお口の中の状況を正しく理解する事は健康を保つ上で大切であり、歯医者側も患者さんにご理解いただけるよう努めなければいけません。
当院では、危機的な状況でなければ「治療するか否か」は、患者さんに選んでいただくようにしています。
話は逸れてしまいましたが、歯周病はひどくならないと痛みを伴いませんので、できるだけ早目の対処と定期的な歯周病の検査で経年的に検査値を比較する事がとても大事です。
歯科医院は、治療だけでなく気になるところを相談するところであると思います。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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(Lオン社生活調査より歯ぐきの腫れや出血の経験があると回答した者約80%中)
歯周病と思われる症状が歯ぐきにあるにもかかわらず
・近いうちに歯医者へ行こうと思っている→約30%
・いつか時間があれば歯医者へ行こうと思っている→約30%
・暫くすると治るので様子を見る→約20%
・いつもの事なので気にしない→約15%
・その他→約5%
となり、歯周病にかかっているにもかかわらず多くの人が適切な対処をせずに放置していることが分かった。
歯周病は、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病などの全身疾患の原因なることが解明されてはいるが、まだまだ一般の人たちには、知られていない事がこの結果に反映されているようです。
また、歯医者に行くきっかけは?の問いには
「痛みの症状が出た時」80%を占め、定期的に歯医者でメインテナンスと予防を受ける人は少なく、予防を推奨する当院としては、更に予防の普及と啓発が必要であると考えさせられる結果となりました。
患者さんの中には、「歯医者に行くと悪いところを見つけられ、痛くないのに治療されるのが嫌だ」と思われている方もいるようです。
しかし、患者さんにとってご自身のお口の中の状況を正しく理解する事は健康を保つ上で大切であり、歯医者側も患者さんにご理解いただけるよう努めなければいけません。
当院では、危機的な状況でなければ「治療するか否か」は、患者さんに選んでいただくようにしています。
話は逸れてしまいましたが、歯周病はひどくならないと痛みを伴いませんので、できるだけ早目の対処と定期的な歯周病の検査で経年的に検査値を比較する事がとても大事です。
歯科医院は、治療だけでなく気になるところを相談するところであると思います。
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院長 野崎康弘
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2014.12.01更新
放置される歯周病・・・危険です。
歯周病の認知度調査から(日本・ドイツ・アメリカ・スウェーデン・オーストラリア・イギリスへのsスター社の調査)
「歯周病を知っているか」との問いに対して
知っていると答えて人の割合は、日本が98%でドイツやアメリカという予防先進国を上回る結果となりました。
「自分が歯周病だと思うか」の問いに関しては、
「今は違うが、なる可能性はある」と答えた人を含めると日本は、83%(ドイツ50%・アメリカ40%)と高い割合です。
一方、「自分の歯に対する考え方」については、
「歯のケアには時間とお金をかけたくない」と回答した人が30%と日本が1位となり、
更に歯ブラシやうがい薬などの口腔ケア用品にかける費用は日本が最低となりました。
「感染症は、怖いか」との問いには、
日本が94%と他国を大きく上回りましたが、
「歯周病は、感染症と思うか」の問いに対しては、
感染症ではない」あるいは「わからない」と答えた人が84・5%と高い割合になりました。→歯周病は、全身疾患を引き起こす感染症です。
こうした結果、日本では口腔ケアなどの予防に対しあまりお金をかけたくなく、歯周病の認知度は高いものの歯周病が感染症であると正しい理解をしている人は少ないという結果になりました。
※歯周病菌は心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系疾患や糖尿病と関連がある事が分かってきました。
歯医者の立場としては、患者さんに歯周病=全身の病気であると認識していただけると幸いです。
歯周病予防で健康を保ちましょう!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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「歯周病を知っているか」との問いに対して
知っていると答えて人の割合は、日本が98%でドイツやアメリカという予防先進国を上回る結果となりました。
「自分が歯周病だと思うか」の問いに関しては、
「今は違うが、なる可能性はある」と答えた人を含めると日本は、83%(ドイツ50%・アメリカ40%)と高い割合です。
一方、「自分の歯に対する考え方」については、
「歯のケアには時間とお金をかけたくない」と回答した人が30%と日本が1位となり、
更に歯ブラシやうがい薬などの口腔ケア用品にかける費用は日本が最低となりました。
「感染症は、怖いか」との問いには、
日本が94%と他国を大きく上回りましたが、
「歯周病は、感染症と思うか」の問いに対しては、
感染症ではない」あるいは「わからない」と答えた人が84・5%と高い割合になりました。→歯周病は、全身疾患を引き起こす感染症です。
こうした結果、日本では口腔ケアなどの予防に対しあまりお金をかけたくなく、歯周病の認知度は高いものの歯周病が感染症であると正しい理解をしている人は少ないという結果になりました。
※歯周病菌は心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系疾患や糖尿病と関連がある事が分かってきました。
歯医者の立場としては、患者さんに歯周病=全身の病気であると認識していただけると幸いです。
歯周病予防で健康を保ちましょう!
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院長 野崎康弘
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2014.11.06更新
歯科衛生士は、女性だけ?
男性の歯科衛生士にお会いしました。
予防関連の研修会での事です。
歯科医師と歯科衛生士が対象でしたが、予防の研修という事で、七割は、女性の衛生士さんでした。
講師の方の「歯科衛生士さんの方は、手を挙げて下さい!」の問いかけに、何と男性が手を挙げているではありませんか!
講師の先生が「男性の衛生士さんですか?」と声をかける一幕がありました。
つい最近まで、男性の歯科衛生士は、法律で附則として認めてはいたそうですが、原文には、女子と記されていたそうです。現在では、女子→者に改められています。
現在、医療機関で働く歯科衛生士さんは、約10万5千人ほどですが、そのうち男性は、50名程度です。
患者さんもいつか男性の歯科衛生士に出会うかもしれませんね
歯医者で働く歯科衛生士は、現在不足しています。男性の歯科衛生士界への進出が望まれているかもしれません。
患者さんにとっても歯科衛生士は、女性というイメージかと思いますが「男性歯科衛生士に出会ったときを想像してみて下さい・・・いかがでしょうか?」
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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2014.10.30更新
歯周病とマタニティー
「妊娠すると歯が弱くなる!!」実は、都市伝説的な事なのですが、なぜこの様な事が言われるのでしょう
これは、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量に関係します。
妊娠すると胎盤でエストロゲンが多く分泌され、血流を介して歯肉へ移行します。
歯周病菌の中には、エストロゲンととても仲の良いものがあり、歯周ポケット内でエストロゲンと反応し、菌が増殖します。
特に、妊娠中期では、初期に較べて菌が5倍に増えるという報告があります。
先日、2か月後に出産予定の方で、歯磨きの時の出血が続いているとのことでお見えになられた患者さんがおられます。
この方は、当医院で妊娠する以前から定期健診も欠かさず受診されていて、過去に歯周病検査でも特に異常が見られませんでした。
状態の良かった方でも急激に変化する時期ですので、いつもと違う変化が見られたときには、早目の受診をお勧めします。
対策として、柔らかめの歯ブラシと歯周病専用の歯磨き剤でのブラッシングとうがい薬を処方が有効です。
快方に向かわないときは、レーザーにより炎症を止める処置を行います。これは、大きな処置が出来ない妊娠中には、とても有効です。
この時期に歯周ポケット付近に磨き残しがありますと歯周病菌が多くなっている分だけ急速に炎症が進みます。
主な症状は、歯茎からの出血や口臭が強くなるなどが挙られ、ひどい場合は、歯がグラグラになることがあります。
出産後もこの傾向を引きずる事があり、このことが「妊娠すると歯が弱くなる」説の根拠と思われます。
日頃のブラッシングによるホームケアと歯医者で行うプロケアで歯周病や虫歯の予防をされている方でもお口の中は変化しやすいので妊娠中のケアは、更に大切になります。
妊娠中の女性が歯周病にかかっていると早産や低体重児の出産率は、高くなります。
また、産後に赤ちゃんに、歯周病菌や虫歯菌に感染する確率が高くなりますので注意が必要です。
すでに妊娠しているが歯周病がある方やつわりなどで歯磨きがうまくできない方は、歯医者で適切なケアをする事で改善しますので、かかりつけの歯科医院で相談するとでよいでしょう。
日頃の正しい口腔ケアで赤ちゃんの健康を守りましょう!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
歯周病の詳細は、こちらです。
これは、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量に関係します。
妊娠すると胎盤でエストロゲンが多く分泌され、血流を介して歯肉へ移行します。
歯周病菌の中には、エストロゲンととても仲の良いものがあり、歯周ポケット内でエストロゲンと反応し、菌が増殖します。
特に、妊娠中期では、初期に較べて菌が5倍に増えるという報告があります。
先日、2か月後に出産予定の方で、歯磨きの時の出血が続いているとのことでお見えになられた患者さんがおられます。
この方は、当医院で妊娠する以前から定期健診も欠かさず受診されていて、過去に歯周病検査でも特に異常が見られませんでした。
状態の良かった方でも急激に変化する時期ですので、いつもと違う変化が見られたときには、早目の受診をお勧めします。
対策として、柔らかめの歯ブラシと歯周病専用の歯磨き剤でのブラッシングとうがい薬を処方が有効です。
快方に向かわないときは、レーザーにより炎症を止める処置を行います。これは、大きな処置が出来ない妊娠中には、とても有効です。
この時期に歯周ポケット付近に磨き残しがありますと歯周病菌が多くなっている分だけ急速に炎症が進みます。
主な症状は、歯茎からの出血や口臭が強くなるなどが挙られ、ひどい場合は、歯がグラグラになることがあります。
出産後もこの傾向を引きずる事があり、このことが「妊娠すると歯が弱くなる」説の根拠と思われます。
日頃のブラッシングによるホームケアと歯医者で行うプロケアで歯周病や虫歯の予防をされている方でもお口の中は変化しやすいので妊娠中のケアは、更に大切になります。
妊娠中の女性が歯周病にかかっていると早産や低体重児の出産率は、高くなります。
また、産後に赤ちゃんに、歯周病菌や虫歯菌に感染する確率が高くなりますので注意が必要です。
すでに妊娠しているが歯周病がある方やつわりなどで歯磨きがうまくできない方は、歯医者で適切なケアをする事で改善しますので、かかりつけの歯科医院で相談するとでよいでしょう。
日頃の正しい口腔ケアで赤ちゃんの健康を守りましょう!
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院長 野崎康弘
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2014.10.06更新
二次カリエスとは?
以前、治療した歯がまた虫歯になってしまった
という経験をされた方は、多いと思います。
二次カリエスとは、一度治療が済んだ歯の詰め物のや被せ物のまわりからできる虫歯のことを言います。
では、なぜこの様な事がお起こるのでしょう
1、治療の前と後でお口の中の環境改善が見られない。
→虫歯の治療をした歯は、なにか原因あるので虫歯になった訳ですが、この原因を無くさなければ、同じ個所は再度虫歯になってしまいます。
例えば、「ブラッシング状況の改善が見られない」などが挙げられます。
2、噛み合わせが強く詰め物のまわりが欠けてしまう。
→噛み合わせが強くあたる部分は、少し歯の削る量は増えますが人工物であらかじめ覆う必要があります。
3、酸蝕症
→極端に多く酸っぱいものを摂取すると、歯が溶けだし詰め物と歯の間に隙間ができ虫歯ができやすくなると言われています。
食事内容のコントロールが必要です。(個人差あり)
4、歯周病が蔓延している状態で、虫歯治療を行った。
→歯周病は、歯と歯ぐきの境目に汚れがたまる事などによって引き起こされ、場合によっては、歯ぐきの中の目に見えない部分に汚れが入り込んでいることがあり、そのままにしておきますと虫歯が発生します。
初めに歯周病の検査を行い状況を把握する必要があります。また、虫歯の治療時には、詰め物を入れたり型を採ったりしますが、歯周病がありますと歯ぐきからの出血があり、正確な作業が困難になります。
例えば、「血液が詰め物の中に入り込み、接着が不十分になる」などです。
以上のように色々な原因が考えられます。
二次カリエスを防ぐには、歯周病を含めた治療と定期検査などの予防が大事です。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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という経験をされた方は、多いと思います。
二次カリエスとは、一度治療が済んだ歯の詰め物のや被せ物のまわりからできる虫歯のことを言います。
では、なぜこの様な事がお起こるのでしょう
1、治療の前と後でお口の中の環境改善が見られない。
→虫歯の治療をした歯は、なにか原因あるので虫歯になった訳ですが、この原因を無くさなければ、同じ個所は再度虫歯になってしまいます。
例えば、「ブラッシング状況の改善が見られない」などが挙げられます。
2、噛み合わせが強く詰め物のまわりが欠けてしまう。
→噛み合わせが強くあたる部分は、少し歯の削る量は増えますが人工物であらかじめ覆う必要があります。
3、酸蝕症
→極端に多く酸っぱいものを摂取すると、歯が溶けだし詰め物と歯の間に隙間ができ虫歯ができやすくなると言われています。
食事内容のコントロールが必要です。(個人差あり)
4、歯周病が蔓延している状態で、虫歯治療を行った。
→歯周病は、歯と歯ぐきの境目に汚れがたまる事などによって引き起こされ、場合によっては、歯ぐきの中の目に見えない部分に汚れが入り込んでいることがあり、そのままにしておきますと虫歯が発生します。
初めに歯周病の検査を行い状況を把握する必要があります。また、虫歯の治療時には、詰め物を入れたり型を採ったりしますが、歯周病がありますと歯ぐきからの出血があり、正確な作業が困難になります。
例えば、「血液が詰め物の中に入り込み、接着が不十分になる」などです。
以上のように色々な原因が考えられます。
二次カリエスを防ぐには、歯周病を含めた治療と定期検査などの予防が大事です。
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2014.08.25更新
口の中にも「がん」は、できます!発見が遅れると・・・
あまり知られていないかもしれませんが、お口の中にも「がん」はできます。
「口腔がん」と言われ、舌や頬粘膜・歯肉などにできる悪性腫瘍の一つです。
初期の段階では、強い痛みや出血などがないため、歯周病や口内炎と勘違いされることもあります。
日本では、年間約7,000人が口腔がんにかかっており(2013年の資料による)、
30年前と比べると約3倍に増加しています、これは、食生活など色々な環境因子が関わるといわれ、特に喫煙者では、非喫煙者の7倍の発生率であり、死亡率は4倍となっています。
このまま増加し続けると10年後には、1万2千人以上が口腔がんにかかると考えられています。また、口の中にがんができるという認識が薄いのも発見が遅れるひとつの要因でもあります。
現在、年間で口腔がんであるとの診断を受けた約半数の3,000人を超える方がお亡くなりになられています。
このとから、早期発見がいかに大切かがわかりますが、先ほどお話ししました様に初期では、非常に症状に乏しいため発見が遅れてしまうことがあります。
口腔がんは、体の中の「がん」と違い、殆どは目で見えますので確認が可能です。
口内炎が治らない・放置している虫歯があり、その周囲の歯ぐきや舌と頬粘膜がただれているなどの症状は口腔がんの可能性がありますので、歯医者での診断をおすすめします。
初期段階で口腔がん治療を受けた場合の5年後の生存率は、90~95%ですが、進行した口腔がんでは、その確率は50%以下となります。
初期では、術後に日常生活に支障をきたす事はほとんどありません。
一方、進行したものでは、舌や顎の骨を切除したりと大きな手術が必要で術後に顔面や頸部に大きな傷を残すことになり、これを再建するための手術やエピテーゼ(欠損した体の一部に似せた疑似体)を装着する事になります。
口腔は、食事・会話・呼吸など多様な機能を維持する場所であるため、この機能を失うと生活の質は、大きく低下してしまいます。
早期発見には、普段からお口の中に意識を持ち、定期健診を受ける事も大切です。
怪しいと思ったら、まず歯医者に相談をしましょう!
医院案内は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
「口腔がん」と言われ、舌や頬粘膜・歯肉などにできる悪性腫瘍の一つです。
初期の段階では、強い痛みや出血などがないため、歯周病や口内炎と勘違いされることもあります。
日本では、年間約7,000人が口腔がんにかかっており(2013年の資料による)、
30年前と比べると約3倍に増加しています、これは、食生活など色々な環境因子が関わるといわれ、特に喫煙者では、非喫煙者の7倍の発生率であり、死亡率は4倍となっています。
このまま増加し続けると10年後には、1万2千人以上が口腔がんにかかると考えられています。また、口の中にがんができるという認識が薄いのも発見が遅れるひとつの要因でもあります。
現在、年間で口腔がんであるとの診断を受けた約半数の3,000人を超える方がお亡くなりになられています。
このとから、早期発見がいかに大切かがわかりますが、先ほどお話ししました様に初期では、非常に症状に乏しいため発見が遅れてしまうことがあります。
口腔がんは、体の中の「がん」と違い、殆どは目で見えますので確認が可能です。
口内炎が治らない・放置している虫歯があり、その周囲の歯ぐきや舌と頬粘膜がただれているなどの症状は口腔がんの可能性がありますので、歯医者での診断をおすすめします。
初期段階で口腔がん治療を受けた場合の5年後の生存率は、90~95%ですが、進行した口腔がんでは、その確率は50%以下となります。
初期では、術後に日常生活に支障をきたす事はほとんどありません。
一方、進行したものでは、舌や顎の骨を切除したりと大きな手術が必要で術後に顔面や頸部に大きな傷を残すことになり、これを再建するための手術やエピテーゼ(欠損した体の一部に似せた疑似体)を装着する事になります。
口腔は、食事・会話・呼吸など多様な機能を維持する場所であるため、この機能を失うと生活の質は、大きく低下してしまいます。
早期発見には、普段からお口の中に意識を持ち、定期健診を受ける事も大切です。
怪しいと思ったら、まず歯医者に相談をしましょう!
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蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
投稿者:
2014.08.22更新
ポリリン酸の効果
何かと話題のポリリン酸ですが、ポリリン酸の中にも短鎖~長鎖とその鎖の長さで使用される目的が異なります。
ポリリン酸とは、リン酸が直鎖上に重合した高分子物質で、バクテリアから哺乳類のあらゆる生物の細胞組織内に存在している生体分子で、ポリリン酸は組織を再生促進効果があります。
ポリリン酸が、組織繊維芽細胞増殖因子(組織を再生させる働き)の機能を増強させることによると考えられています。
ただし、この因子は、とても不安定で生体内で作られるとすぐに分解してしまいます。ポリリン酸がこの因子と合体させることでそれを防ぎ、それぞれの用途に合わせて弱った組織を再生できるとされています。
現在、鎖状のポリリン酸ナトリウムを特殊技術で長鎖~短鎖と分離分割できるようになり、各分野で応用できる鎖の長さ精製する事が出来るようになりました。(製法特許)
[これによる効果を一部ご紹介します。]
・長鎖分割ポリリン酸→抗菌効果によるヘルスケア
・中鎖分割ポリリン酸→皮膚内に存在する繊維芽細胞の増殖やコラーゲン増産によるスキンケア
・短鎖分割ポリリン酸→歯周組織再生・骨再生・歯のステイン除去と沈着の防止・歯周病や虫歯菌に対する抗菌効果
歯医者の領域では、ポリリン酸ホワイトニングが話題になっていますが、こちらは過酸化水素と併用しホワイトニングと同時に歯周病や虫歯の予防も可能になりました。
ポリリン酸には、歯の表面に付着したステインと呼ばれる茶色いくすみを取り除き、その歯本来の色調に戻すことが出来ますが、それ以上に白くするには歯医者での本当のホワイトニングが必要です。
ホワイトニングがとても広い意味合いになっいますが、歯本来の白さ以上にする事が出来るのは、過酸化水素などを併用した歯医者で行うホワイトニング(歯医者で購入できるホームホワイトニング剤含む)のみです。
少々、話が脱線しましたが、ポリリン酸は、予防と組織再生に威力を発揮し非常に有効性が高いと言えます。
予防の取り組みは、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
ポリリン酸とは、リン酸が直鎖上に重合した高分子物質で、バクテリアから哺乳類のあらゆる生物の細胞組織内に存在している生体分子で、ポリリン酸は組織を再生促進効果があります。
ポリリン酸が、組織繊維芽細胞増殖因子(組織を再生させる働き)の機能を増強させることによると考えられています。
ただし、この因子は、とても不安定で生体内で作られるとすぐに分解してしまいます。ポリリン酸がこの因子と合体させることでそれを防ぎ、それぞれの用途に合わせて弱った組織を再生できるとされています。
現在、鎖状のポリリン酸ナトリウムを特殊技術で長鎖~短鎖と分離分割できるようになり、各分野で応用できる鎖の長さ精製する事が出来るようになりました。(製法特許)
[これによる効果を一部ご紹介します。]
・長鎖分割ポリリン酸→抗菌効果によるヘルスケア
・中鎖分割ポリリン酸→皮膚内に存在する繊維芽細胞の増殖やコラーゲン増産によるスキンケア
・短鎖分割ポリリン酸→歯周組織再生・骨再生・歯のステイン除去と沈着の防止・歯周病や虫歯菌に対する抗菌効果
歯医者の領域では、ポリリン酸ホワイトニングが話題になっていますが、こちらは過酸化水素と併用しホワイトニングと同時に歯周病や虫歯の予防も可能になりました。
ポリリン酸には、歯の表面に付着したステインと呼ばれる茶色いくすみを取り除き、その歯本来の色調に戻すことが出来ますが、それ以上に白くするには歯医者での本当のホワイトニングが必要です。
ホワイトニングがとても広い意味合いになっいますが、歯本来の白さ以上にする事が出来るのは、過酸化水素などを併用した歯医者で行うホワイトニング(歯医者で購入できるホームホワイトニング剤含む)のみです。
少々、話が脱線しましたが、ポリリン酸は、予防と組織再生に威力を発揮し非常に有効性が高いと言えます。
予防の取り組みは、こちらです。
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院長 野崎康弘
投稿者:
2014.08.08更新
歯周ポケット内の汚れの除去
「なぜ、歯周ポケットの深い部分の汚れをすぐに取らないのですか」
患者さんからよく受ける質問です。
実は、このポケット内部の汚れを取り除く処置は、きちんとしたスッテップを踏まないとかえって歯周病が悪い方向にすすむ事になったり、
思わぬ全身的な病気を引き起こすこともあるのです。
歯周病治療の順序としては、
ブラッシング指導と歯周ポケットの深さを測る検査後にポケットの外の汚れを除去し、
正しい歯磨きにより確実にポケット外部の歯肉の炎症と出血を抑えます。
※歯肉から出血するということは、血管が壊れた状態で、お口の中にいる無数の悪玉菌が壊れた血管から体の中に入り込む事になります。
心内膜炎の原因の一つである菌血症は、お口の中のばい菌が血管のなかに入り込むなどの「歯科的要素」があると言われています。
ポケット外に汚れのある状態でのポケット内へのアプローチは、ポケット外の菌をポケット内に押し込むことになり、歯周病の治癒が遅れる原因の一つになります。また、全身的な疾患の引き金にもなりえます。
この様に何気ない汚れを取るということでも、慎重に歩を進めることが大切です。
歯周病治療の詳細は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
患者さんからよく受ける質問です。
実は、このポケット内部の汚れを取り除く処置は、きちんとしたスッテップを踏まないとかえって歯周病が悪い方向にすすむ事になったり、
思わぬ全身的な病気を引き起こすこともあるのです。
歯周病治療の順序としては、
ブラッシング指導と歯周ポケットの深さを測る検査後にポケットの外の汚れを除去し、
正しい歯磨きにより確実にポケット外部の歯肉の炎症と出血を抑えます。
※歯肉から出血するということは、血管が壊れた状態で、お口の中にいる無数の悪玉菌が壊れた血管から体の中に入り込む事になります。
心内膜炎の原因の一つである菌血症は、お口の中のばい菌が血管のなかに入り込むなどの「歯科的要素」があると言われています。
ポケット外に汚れのある状態でのポケット内へのアプローチは、ポケット外の菌をポケット内に押し込むことになり、歯周病の治癒が遅れる原因の一つになります。また、全身的な疾患の引き金にもなりえます。
この様に何気ない汚れを取るということでも、慎重に歩を進めることが大切です。
歯周病治療の詳細は、こちらです。
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院長 野崎康弘
投稿者:
2014.08.05更新
歯ぐきがぶよぶよに・・・
毎日、暑いですね~
この時期は、体力が落ちる傾向にありますので、お口の中の隠れていた病気の症状がとても出やすくなります。
特に、歯周病傾向の方は
・歯磨きの時に沢山の血が出たり
・歯が朝起きたら浮いているような感じがしたり
・急に硬いものが噛めなくなったり
・ひどい方は、全体の歯ぐきが腫れてしまいブヨブヨに・・・食事も困難な場合も・・・
何れの場合も早めの歯医者での対処が必要です。
治療の内容は、まず、対症療法として
・局部への抗菌剤の投与(歯周ポケット内へ入れます)
・内服の抗生剤の服用
・うがいぐすりの使用
この対処でほとんどのケースで症状は、落ち着きますが、治った訳ではなく一連の流れに沿った根本的な治療が必要になります。(HPの歯周病の欄をご覧ください。)
歯周病は、いつも痛いわけでなく、ほとんどの場合は、症状が出ずに進行し、ある日突然、急性発作を起こして歯がグラグラになることもあり、抜歯になることもあります。
成人の約80%は、何らかの歯周病を持っていると言われており、なんとあのギネスブックに「世界で最も多い病気である」と載る程なのです
体の中の病気では、治療の前に必ず検査を行うのと同じで、歯周病も必ず検査が必要です。
歯周病は、まず、検査からはじまり正しい診断・治療へ向かいます
歯周病治療の詳細は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
この時期は、体力が落ちる傾向にありますので、お口の中の隠れていた病気の症状がとても出やすくなります。
特に、歯周病傾向の方は
・歯磨きの時に沢山の血が出たり
・歯が朝起きたら浮いているような感じがしたり
・急に硬いものが噛めなくなったり
・ひどい方は、全体の歯ぐきが腫れてしまいブヨブヨに・・・食事も困難な場合も・・・
何れの場合も早めの歯医者での対処が必要です。
治療の内容は、まず、対症療法として
・局部への抗菌剤の投与(歯周ポケット内へ入れます)
・内服の抗生剤の服用
・うがいぐすりの使用
この対処でほとんどのケースで症状は、落ち着きますが、治った訳ではなく一連の流れに沿った根本的な治療が必要になります。(HPの歯周病の欄をご覧ください。)
歯周病は、いつも痛いわけでなく、ほとんどの場合は、症状が出ずに進行し、ある日突然、急性発作を起こして歯がグラグラになることもあり、抜歯になることもあります。
成人の約80%は、何らかの歯周病を持っていると言われており、なんとあのギネスブックに「世界で最も多い病気である」と載る程なのです
体の中の病気では、治療の前に必ず検査を行うのと同じで、歯周病も必ず検査が必要です。
歯周病は、まず、検査からはじまり正しい診断・治療へ向かいます
歯周病治療の詳細は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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