「冬は、こたつでミカンでしょう!」
最近は、色々な暖房器具が発達していますので、ちょっと古いフレーズになってしまいましたが、私の母74歳は、今でもこたつでミカン!でテレビを見ています・・・失礼しました。
本題に入ります。
皆さん、ミカンの皮をよく見ると細かいプツプツとしたくぼみがある事はご存知かと思います。私たちの歯ぐきにもよく見ると小さなくぼみが無数にあります。
唾液があると見えにくいのですが、ティッシュなどで歯ぐきの水分を拭き取り明るいところで見ると確認する事が出来ます。
残念ながら、歯周病が進んでいたり、喫煙者では、血流に異常をきたすため見ることが出来ません。
このくぼみは、専門用語では、ステップリングといい健康な歯ぐきのバロメーターになていて、歯肉のコラーゲン繊維が減少すると見えなくなります。
ミカンやその他柑橘類に多く含まれるビタミンCは、コラーゲン合成を促進し、これにより歯周病の予防が期待できます。
コラーゲンは、その他では、歯根膜と呼ばれる顎の骨(歯槽骨)と歯根との境目で歯と歯槽骨を結びつける部分の主成分にもなっています。
※歯周病になると、この歯根膜が破壊され深い歯周ポケットが形成され、同時に歯槽骨が溶けだしてしまいます。
この様にビタミンCは、歯茎の健康には、欠かせない栄養素で歯肉や歯根膜の中でコラーゲンの再生を助けます。
特に、歯根膜内のコラーゲンは、外力により破壊されやすいのですが、再生しやすいのが特徴です。
例えば、歯並び矯正のためワイヤーで力をかけても歯が抜ける事がないのは、この再生力によるものです。
逆に、再生力が低下した歯周病の炎症がある状態で強いが加わると歯がグラグラになってしまいます。
硬いものを噛んだら歯がグラグラになった経験のある方は、既にコラーゲンの再生が歯周病により出来なくなったと考えられます。
定期的な歯周ポケット測定で早期に歯周病が発見できれば、再生力により歯が抜けることが防止できます。
定期的な歯周ポケット検査で歯周病予防!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
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