「詰め物は、銀歯にしますか?それとも白い歯にしますか?」
と患者さんに伺うとほとんどの方が「白いので!」とお話しされます。
しかし、ケースによっては、保険外になってしまいます。
このお話をしますと「とりあえず銀歯で!」とお話しされる方が大半です。
もちろん保険材料と保険外材料のメリット・デメリットを説明したうえでお選びいただいています。
最近では、金属アレルギーの心配から歯の治療は、出来るだけメタルフリーへと変わりつつあります。
銀歯には、どんなリスクがあるのでしょう?
銀歯には、銀・金・パラジウムが含まれ、特にパラジウムは、アレルギーの発現率が高いといわれています。
また、銀には、酸化する性質があり経年的に汚れが吸着しやすくなる傾向があり、二次虫歯(治療した詰め物の周りから虫歯になること)が危惧されます。
では、銀歯のメリットは
そう!皆さんのご存知の通り安価であることです。残念ながら他のメリットはないと思います。
最近、次のような記事を目にしました。
「銀歯を入れるのは、日本人だけ?」
欧米諸国では、歯並びの良さと美しい白い歯は、価値あるものとされ、社会的ステータスを示すものになている。
歯が汚いと自己管理ができない人と評価され仕事の営業成績にかかわります。
よって、歯に対する意識は、常に高く保たれています。
以上は、抜粋です。
全てが当てはまるとは、思いませんが・・・日本より予防が徹底されているのは、このためかもしれません。
実際に欧米では、歯のクリーニングなど予防のために歯医者に通う人が約98%で治療に通う人が約2%と言われています。
一方、日本では、約98%の人が治療のために歯医者に通います。
当院でも治療を終えた方には、予防のためのクリーニングなどの定期メインテナンスをお勧めしますが、予防のために通われる方は、50%くらいになっています。
銀歯の治療をされたことがある方ほど、定期メインテナンスが大切であることが言えます。
予防に勝る治療は、ありません。
蔵前・浅草橋ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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