では、何故なのでしょう?

主にニコチンの作用で歯周病が悪化します!

・歯周病菌が歯茎に入り込んだときに本来は防御反応で体が血液を流し込んで歯周病菌を退治するのですが、
ニコチンは、血流を悪くする為、この機能が低下してしまいます。
・ニコチンは、歯根面表層のセメント質に付着しやすいので、本来くっついていなければならない歯根と歯肉をはがしてしまい歯周ポケットが深くなります。
・ニコチンは、全身の免疫力を低下させるため、間接的に歯周病を悪化させます。
また、タバコの煙には、ニコチンのほかタール・アンモニアをはじめとする有害物質が多数含まれます。
タバコの煙には、喫煙者が吸い込む主流煙と、周りの人が煙を吸わされてしまう副流煙があります。(受動喫煙)
お父さんが家(屋内)でタバコを吸う場合家族に次のような影響があります。

*奥様への影響
受動喫煙のため肺がんなど全身疾患への影響が心配されます。

*お子様への影響
お子様の歯肉に喫煙者と同じように黒ずみが現れます。もちろん血流も低下し歯周病にかかりやすくなります。

*赤ちゃんへの影響
妊婦さんは、自分がタバコを吸わなくても早産、流産や低体重児出産の可能性が高くなります。

禁煙は、ご家族の未来を明るくします!

院長 野崎康弘