良い子のみなさん!
待望の夏休みになりました
「そういえば、学校や幼稚園の歯科検診でチェックされて、もらった用紙をまだ提出していない・・・」という親御さんがいらっしゃるかと思います。
習い事をしているお子さんも少し時間がとれる時期かと思いますので、予防対策も含めたかかりつけ医への受診をおすすめします。
でも、治療で痛い思いをお子さんにさせたくないのでに歯医者に足が向かない方も多いのでしょうか?
もちろん、出来るだけ痛くないよう細心の注意を払っております。正確にお話しするとお子さんとの信頼関係を作り(小さなお子さんにも興味をもってもらえるようにきちんと説明します)、痛みを感じにくい状況にしています。大人であれば、過度に緊張すると痛みの感覚が鋭くなりちょっとした事でも痛みを感じやすくなりますので、リラックスした状態をつくるのと同じ効果です。
私見ですが、本来治療が必要なのに虫歯の進行止めなどでお茶を濁すのは、問題があると考えます。(正確な診断の下での進行止めは、有効です。)
進行止めだけであれば、当然、痛くありませんので「痛くない歯医者で良かった~」となるかもしれませんが、特に乳歯では後の問題は大きくなり永久歯に影響が出ることもあります。
また、「乳歯は、生え変わるのだから虫歯になっても・・・」と思う方がいるかもしれませんが、
歯と歯の間の隣接面と呼ばれる隙間に虫歯ができ、そのままにしてしまうと隣同士の歯が寄ってしまい後続の永久歯が生えるスペースが狭くなり歯並びが悪くなってしまいます。
そして、乳歯が早期に抜けてしまうと周りの歯が抜けた部分に傾いてしまいやはり永久歯の生えるスペースが不足して歯並びが悪くなります。
混合歯列期(乳歯と永久歯が両方ある時期)の歯並の乱れは、顎の成長に問題を起こす事も少なくありません。
顔面の成長が活発な時期ですので大人になって、左右の顎の長さが異なってしまったり、顔が曲がって見えたり審美的なことに影響することもあります。
以上のことを踏まえ、乳歯が生えた時からの予防対策は大切であり、虫歯を作らない事がもちろんですが、出来てしまったら治療が必要になります。進行止めで良いのか否かの判断が将来のお子さんの成長を左右します。
お母さん方は、毎日、お子さんがお家にいる時期で、とても大変かと思いますが、少しでよいのでお子さんのお口の中を見てみましょう!
子供たちの健全な成長を応援します!
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蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘