猛威を振るうインフルエンザ・・・皆さんは、大丈夫でしょうか?
ご覧になった方もいると思いますが、朝のTV番組でインフルエンザの予防について内科医師がコメントしていました。
MC「インフルエンザの患者さんを診察しているのに、何故、先生は感染しないんですか?」
DR「診察時にマスクをすること、こまめに交換すること・・・一日10枚くらい変えます!そして、手洗いの励行です。」
MC「診察時以外で普段気をつけていることは?」
DR「ドアノブや取っ手を指先でなるべく触らない、電気のスイッチは、指先で触らないで、指の関節を使ってON・OFFすをする。多くの人が触るところはウイルスが多いんです。指先で触ってしまったら、手を洗います。」
MC「そこまでするのですね!私は、普段のマスク、帰宅時のうがいくらいかな…あとは予防接種!」
DR「うがいは大事です!感染の経路は口腔ですから歯磨きも大切です!私は、一日5回磨きます!」
このようなやり取りがありました。
また、この医師のコメントの中に「老人福祉施設で口腔ケアを励行したところ、約30%のインフルエンザの罹患率の減少が見られた(何回磨くかは話していませんでした)」と口腔ケアの重要性についてのものがありました。
個人的な感想ですが、歯科医師以外のDRがTVで口腔ケアの重要性を話すのは珍しく思いましたので、今回「院長の歯科教室」に書かせていただきました。
では、歯医者的な視点からのインフルエンザ予防を考えてみました。
・「ブクブクうがい」→「ガラガラうがい」の順でうがいする。いきなりガラガラうがいをすると口腔内のウイルスをのどに入れてしまう事になるためです。これは、誤嚥性肺炎防止対策としても有効です。
・インフルエンザの流行時期前に大きな虫歯の治療は、終えておく。虫歯の穴の中は、ウイルスの住処になりやすいと考えます。
上記は、あくまでも私見です。
口腔ケアも「インフルエンザの予防」に一役です。
蔵前ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘