歯を失う原因は、歯周病・虫歯・事故などがありますが、みなさんは、歯がなくなってしまったらどうなると思いますか?
そう!みなさんが思い付くことは「ごはんが食べにくくなってしまう」という事がまず頭に浮かびますよね。
でも、それだけでなく身体の色々なところに思いもよらない影響が出る事があります。
・頭痛や肩こりやその他にも健康が損なわれることがあります。
・バランス感覚が崩れ転倒などしやすく、運動機能の低下が起きやすい。
・ストレスがたまりやすく、高齢になるとうつ病や認知症にかかりやすくなる。
では、なぜこの様な事がおきるのでしょう
しかっり噛むことは、食べ物を噛み砕くことだけでなく、脳を刺激して体の正常な機能を保っているからなのです。
歯が一本無くなっても食事の内容にさほど影響が出ない方もいますが、放置しますと抜けた両隣の歯が抜けた部分に寄ってしまったり、合い対する歯が伸びてしまったりする事で噛みにくくなります。
こうなると片噛みと言って抜けた反対ばかりを使うようになります。
これは、顎関節症や顔面の歪みの引き金になる事もあり、そして、多数の歯が失われると口の周りにシワが寄ってしまったりすることで、美容的な問題も出てきます。
歯を入れる方法は、ブリッジ・入れ歯・インプラントなどの方法がありますが、それぞれの方法に利点と欠点が必ずあり、また、更にそれぞれに色々な材料や方法がありますので、かかりつけの歯医者やセカンドオピニオンに相談するとよいでしょう。
歯を入れることで咀嚼能力が上がり、顔の筋肉が活性化され生き生きとした顔貌になりアンチエイジングにもつながります。若い人たちには、あまり意識のない事と思いますが、歯が一本も無くなってしまったご高齢の方は、入れ歯の作り方一つで10歳程度は若返ります。
そして、歯周病がある方は、一本の歯が無くなると次々に歯が無くなる事がありますので、注意が必要です。
丈夫な歯でしかっり噛むことが健康を支えます。
診療案内は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
2014.07.18更新
意外と時間のかかる入れ歯作り
どなたでも存知じの「入れ歯」ですが、入れ歯作りは歯科治療の中でも1・2を争うほど緻密で時間がかかるのです!
次は、私が患者さんと交わすよくある会話です。
患者Aさん:「今日は型を取ったから、次回入れ歯入るんですよね!」
私:「いえいえ、今日は大まかな型取で、次回より精密な型を取るため今日とった型で石膏模型を作り、そのため道具をAさんのお口に合わせて作るんです。それを使って型をもう一度とります。要するに二回の型取りが必要なんです。」
Aさん「そうすると、次の次が出来上がりか~楽しみにしてます!」
私:「いえいえ、次回、精密な型取りをしてから、それをもとに石膏模型を作り、今度は、噛みあわせを決める器具を作って、入れ歯の高さと位置決めをします。」
Aさん:「それでは、新しい入れ歯は、いつ出来上がるんですか?何回かかる?」
私:「噛みあわせを決めたら、次に決めた噛みあわせで仮に人工の歯が並んだ状態の確認のための入れ歯が出来上がりますが、これはまだお渡しできません。この時に入れ歯の歯並びをチェックし、顔にマッチしているかAさんと一緒に確認します。AさんのOKが出てから仕上げに入ります。」
Aさん:「・・・・」
私:「5回くらいです。ただ、仮の入れ歯でマッチングが良くない場合、前のステップからやり直します。入れ歯は、出来上がってからほとんど手直しできないんです。ようするに、完成の前の段取りが大事なんです!段取りが8割ですね・・・料理にたとえると仕込みが大事といったところですね!」
Aさん:「そうですか・・・わかりました!いい入れ歯できそうですね、楽しみです!」
私:「期待に応えられるように作っていきます!頑張って通って下さい。」
良い入れ歯作りには、このように時間がかかりますが、各ステップを正確にクリアする事が大切です、どのステップにほんの少しのズレがありますと合わない入れ歯になってしまいます。
*簡単な部分入れ歯は、回数は短縮されます。先日、ご紹介しましたコンフォートなどの特殊な入れ歯は、更に回数がかかります。
また、訪問歯科診療における要介護の方も状況により異なります。
いつまでもおいしく食事できる入れ歯を手にいれましょう
歯が無い事でお困りの方は、こちらです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
次は、私が患者さんと交わすよくある会話です。
患者Aさん:「今日は型を取ったから、次回入れ歯入るんですよね!」
私:「いえいえ、今日は大まかな型取で、次回より精密な型を取るため今日とった型で石膏模型を作り、そのため道具をAさんのお口に合わせて作るんです。それを使って型をもう一度とります。要するに二回の型取りが必要なんです。」
Aさん「そうすると、次の次が出来上がりか~楽しみにしてます!」
私:「いえいえ、次回、精密な型取りをしてから、それをもとに石膏模型を作り、今度は、噛みあわせを決める器具を作って、入れ歯の高さと位置決めをします。」
Aさん:「それでは、新しい入れ歯は、いつ出来上がるんですか?何回かかる?」
私:「噛みあわせを決めたら、次に決めた噛みあわせで仮に人工の歯が並んだ状態の確認のための入れ歯が出来上がりますが、これはまだお渡しできません。この時に入れ歯の歯並びをチェックし、顔にマッチしているかAさんと一緒に確認します。AさんのOKが出てから仕上げに入ります。」
Aさん:「・・・・」
私:「5回くらいです。ただ、仮の入れ歯でマッチングが良くない場合、前のステップからやり直します。入れ歯は、出来上がってからほとんど手直しできないんです。ようするに、完成の前の段取りが大事なんです!段取りが8割ですね・・・料理にたとえると仕込みが大事といったところですね!」
Aさん:「そうですか・・・わかりました!いい入れ歯できそうですね、楽しみです!」
私:「期待に応えられるように作っていきます!頑張って通って下さい。」
良い入れ歯作りには、このように時間がかかりますが、各ステップを正確にクリアする事が大切です、どのステップにほんの少しのズレがありますと合わない入れ歯になってしまいます。
*簡単な部分入れ歯は、回数は短縮されます。先日、ご紹介しましたコンフォートなどの特殊な入れ歯は、更に回数がかかります。
また、訪問歯科診療における要介護の方も状況により異なります。
いつまでもおいしく食事できる入れ歯を手にいれましょう
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院長 野崎康弘
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