ブラジルが世界一!・・・
思い浮かぶのは何でしょう
サッカー?コーヒー豆の生産量?サンバ?
色々思い浮かぶと思いますが
意外にも「歯医者の数」が世界一で26万人にも及ぶのです
日本の歯科医院の数が約6万8千軒ですのでいかに多いかが分かります。
もう一つは、「さとうきび生産量です」、
ブラジルは、コーヒーの本場なのでブラックコーヒーを飲む人が多いかと思いきや、
砂糖を入れずに飲む人は皆無で、コーヒーカップの底に砂糖だまりが出来るほどの多量の砂糖を入れて飲むそうです。
ちなみにその砂糖も食べるそうです・・・・何となくたくさん歯医者が必要なのもうなづけるような気がします。
ブラジル人の歯医者への通院頻度調査では、年一回は、歯の治療を受けている人が約半数で、
60歳以上で全ての歯が無くなってしまった人の割合が2013年データで40%を超えています。
この結果から推測しますと、歯科医院に予防に行っている人は少なく、治療に行っている人が殆どではないかと思います。言い換えると、痛くならないと歯医者に行かない人が多いという事ではないでしょうか。
日本でも、痛いときだけ歯医者にかかる人と定期的に予防のため歯医者にかかる人では、残存歯数に大きな開きがあります。
現在、私の診療所があります台東区では、80歳以上で20本以上の歯がある人の割合が50%近くになっています。
これは、歯科医師会が推奨し歯科医師会会員が協力する事業である8020運動の成果かと思います。
予防歯科で、歯を守りましょう!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
2015.06.06更新
口臭・・・気になりませんか?
今回は、加齢(年齢)と口臭とその対策について考えたいと思います。
私が子供のころのCMで、お爺ちゃんが小さな女の子を抱きかかえた途端、その子が「お爺ちゃん、お口臭~い!」と
言って顔をそむける場面がありました。年を取ると口臭がきつくなるのか?と考えてしまいました。歯周病の薬か入れ歯の洗浄剤のCMだったような気がします。
口臭対策として、何をしたらよいのでしょう
小さな子どもに口臭が少ないのは何故か!(食事直後を除く) という事に焦点を当ててみたいと思います。
小さなお子さんは、唾液の出る量が多いため、お口の中のばい菌の活動を抑える能力が高く、自浄作用が備わっています。
そして、口臭との関連が大きい歯周病菌にの数が大人より圧倒的に少ない事にもよります。
歯周病菌は、1種類ではなく多数存在し、毒素の強いものもあれば、弱いものもあり、
子供には、強い毒素の歯周病菌は、少なく18歳位から増える傾向にあります。
歯周病菌は、唾液間で感染しますので、例えば、大皿料理をじか箸で大勢で食べるなどは、出来るだけ避けた方が無難です。
そして、20歳以降は、飲酒や喫煙・仕事上のストレスなどによる体調変化が加わり歯周病が発症しやすい要素が整ってしまいます。
ひとたび歯周病が発症しますと歯周ポケットから微量な出血が始まり、先ほどお話しした強い歯周病菌は、血液内の鉄分とタンパク質を栄養源としてどんどん繁殖します。
歯周病にかかると歯周ポケット(歯と歯茎の境目の溝)が深くなりブラッシングが不十分になり食べかすが溜まりやすくなります。
この食渣が菌によて分解されますと口臭の主な原因物質メチルメルカプタンが発生します。
メチルメルカプタンは、青酸ガスなどと並んで法で毒性指定を受けており、口臭の原因であるだけでなく、歯周病の治癒を阻害します。
では、どうしたらよいのでしょう
1.唾液がよく出るようによくかむこと(加齢により唾液が出にくくなります。)
2.歯周病にならない事(自覚症状に乏しいので、歯科医院での検査をおすすめします。)
3.既に歯周病の人は、適切な治療を受ける事(歯周病菌を減らすことが必要です。)
4.生活習慣の改善(飲酒・喫煙は、適度な範囲にとどめましょう。)
5.唾液腺マッサージ
6.口腔保湿剤の使用(携帯に便利なスプレーがあります。歯医者で販売しています。)
などです。
小さなお子さんは、唾液がとてもよく出ます。菌を増殖させないためには、この条件は、とても大切です。
大人になっても、同じ条件が保てれば、お口の中の病気は、かなりの確率で防止できます。
運悪く、歯周病にかかってしまった人でも適切な治療で菌を減らし、口臭を抑える事は、可能です。
良い習慣で口臭予防!
ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
私が子供のころのCMで、お爺ちゃんが小さな女の子を抱きかかえた途端、その子が「お爺ちゃん、お口臭~い!」と
言って顔をそむける場面がありました。年を取ると口臭がきつくなるのか?と考えてしまいました。歯周病の薬か入れ歯の洗浄剤のCMだったような気がします。
口臭対策として、何をしたらよいのでしょう
小さな子どもに口臭が少ないのは何故か!(食事直後を除く) という事に焦点を当ててみたいと思います。
小さなお子さんは、唾液の出る量が多いため、お口の中のばい菌の活動を抑える能力が高く、自浄作用が備わっています。
そして、口臭との関連が大きい歯周病菌にの数が大人より圧倒的に少ない事にもよります。
歯周病菌は、1種類ではなく多数存在し、毒素の強いものもあれば、弱いものもあり、
子供には、強い毒素の歯周病菌は、少なく18歳位から増える傾向にあります。
歯周病菌は、唾液間で感染しますので、例えば、大皿料理をじか箸で大勢で食べるなどは、出来るだけ避けた方が無難です。
そして、20歳以降は、飲酒や喫煙・仕事上のストレスなどによる体調変化が加わり歯周病が発症しやすい要素が整ってしまいます。
ひとたび歯周病が発症しますと歯周ポケットから微量な出血が始まり、先ほどお話しした強い歯周病菌は、血液内の鉄分とタンパク質を栄養源としてどんどん繁殖します。
歯周病にかかると歯周ポケット(歯と歯茎の境目の溝)が深くなりブラッシングが不十分になり食べかすが溜まりやすくなります。
この食渣が菌によて分解されますと口臭の主な原因物質メチルメルカプタンが発生します。
メチルメルカプタンは、青酸ガスなどと並んで法で毒性指定を受けており、口臭の原因であるだけでなく、歯周病の治癒を阻害します。
では、どうしたらよいのでしょう
1.唾液がよく出るようによくかむこと(加齢により唾液が出にくくなります。)
2.歯周病にならない事(自覚症状に乏しいので、歯科医院での検査をおすすめします。)
3.既に歯周病の人は、適切な治療を受ける事(歯周病菌を減らすことが必要です。)
4.生活習慣の改善(飲酒・喫煙は、適度な範囲にとどめましょう。)
5.唾液腺マッサージ
6.口腔保湿剤の使用(携帯に便利なスプレーがあります。歯医者で販売しています。)
などです。
小さなお子さんは、唾液がとてもよく出ます。菌を増殖させないためには、この条件は、とても大切です。
大人になっても、同じ条件が保てれば、お口の中の病気は、かなりの確率で防止できます。
運悪く、歯周病にかかってしまった人でも適切な治療で菌を減らし、口臭を抑える事は、可能です。
良い習慣で口臭予防!
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