ごく稀ですが、歯が一本もなく入れ歯なしで不自由なく食事を取られている方がいます。
この様な方は、どの様に咀嚼しているのでしょう
食事の風景を見ますとモグモグと口を動かし、周りの人が見ますと、あたかも歯ぐきで噛んでいるように見えてしまいますが、
実際は、歯が無いので噛んでいるわけではなく、舌で食べ物を上あごにこすり付け潰して食べています。
健康な時は、不自由がないので入れ歯の必要は、ないかもしれません。
しかし、認知機能が低下してきたときは、大きな問題になります。
認知機能の低下には、あるサインがありますので、見逃さない事が大切です。
お口の中に食べ物を詰め込み飲み込まずにため込んでしまうことが時々見られるようになります。
軽いうちは、飲み込みに時間がかかる程度ですが、ひどくなると飲み込む前にどんどん食べ物を口の中に入れてしまいます。
この様な場合、窒息の危険がありますので食事のときは、誰かが見守るか介助をする事が望まれます。
「入れ歯がない」「認知症」「自食(自分ひとりでの食事)」
の三つが重なりますと窒息の危険が高くなりますので、「食事介助をする」「窒息しない食形態にする」など対策が必要です。
安全な食事で健康を保ちましょう。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
医院案内は、こちらです。
2014.11.22更新
がん治療と歯科治療
今回は、お口の中以外の「がん」と「歯科治療」について掲載します。
一見、関連性はないように思われますが、がん治療時の歯科的疾患は、色々な合併症を引き起こすことが分かってきました。
がん治療には、放射線や薬剤を用いた化学療法を行いますが、これにより
「骨髄抑制による免疫力の低下」「粘膜炎」→お口の中では、口内炎の多発・粘膜の剥がれがみられます。
「唾液量の減少によるお口の中の乾燥」→唾液には、強い抗菌作用がありますが、これが失われることで、体内に細菌が入り込みやすくなります。
これらに対する対策は、口腔ケアの回数を増やす事やうがい薬の使用がありますが、炎症が強いお口の中のケアは、強い痛みを伴いますので、歯ブラシでは無理なことがあり、使用する器具やうがい薬も刺激性の少ないものを選択する必要があります。
適切な判断は、歯科のある入院施設では、そちらに相談すると良いでしょう。ない場合は、こちらの方面に詳しい歯医者に相談をおすすめします。
上記のいろいろな問題が重なり味覚障害と摂食障害も生じてきます。
その人によりかなりの差が出ますので、自宅療養の方は、出来るだけ薄味にし、ご本人の好みで醤油などを加え味つけをするするなどの工夫が必要になります。
虫歯や歯周病がある状態で放射線治療を開始すると、免疫力の低下から虫歯菌や歯周病菌が血流を介し全身に蔓延し、他臓器に障害を引き起こします。
また、基本的には、放射線治療を開始してからは、顎骨壊死を起こすことから抜歯は出来ませんので、治療が始まる前には抜歯すべき歯は、処置をするべきであります。
ただし、緊急性のある場合は、歯科的リスクがあっても放射線治療が優先されますので、普段からお口の中のは、良い状態保つ事が望まれます。できれば、歯医者の定期健診受診が望まれます。
他にも、外科療法でのお口からの気管挿管の時に歯科的病気がありますとやはり細菌が体内に入りやすく色々な合併症を引き起こす率が高くなります。
現在、歯科の保険治療の中に周術期口腔機能管理という項目があり全身疾患治療時の口腔管理が重要視されています。
口腔機能管理は、命を守ります。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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一見、関連性はないように思われますが、がん治療時の歯科的疾患は、色々な合併症を引き起こすことが分かってきました。
がん治療には、放射線や薬剤を用いた化学療法を行いますが、これにより
「骨髄抑制による免疫力の低下」「粘膜炎」→お口の中では、口内炎の多発・粘膜の剥がれがみられます。
「唾液量の減少によるお口の中の乾燥」→唾液には、強い抗菌作用がありますが、これが失われることで、体内に細菌が入り込みやすくなります。
これらに対する対策は、口腔ケアの回数を増やす事やうがい薬の使用がありますが、炎症が強いお口の中のケアは、強い痛みを伴いますので、歯ブラシでは無理なことがあり、使用する器具やうがい薬も刺激性の少ないものを選択する必要があります。
適切な判断は、歯科のある入院施設では、そちらに相談すると良いでしょう。ない場合は、こちらの方面に詳しい歯医者に相談をおすすめします。
上記のいろいろな問題が重なり味覚障害と摂食障害も生じてきます。
その人によりかなりの差が出ますので、自宅療養の方は、出来るだけ薄味にし、ご本人の好みで醤油などを加え味つけをするするなどの工夫が必要になります。
虫歯や歯周病がある状態で放射線治療を開始すると、免疫力の低下から虫歯菌や歯周病菌が血流を介し全身に蔓延し、他臓器に障害を引き起こします。
また、基本的には、放射線治療を開始してからは、顎骨壊死を起こすことから抜歯は出来ませんので、治療が始まる前には抜歯すべき歯は、処置をするべきであります。
ただし、緊急性のある場合は、歯科的リスクがあっても放射線治療が優先されますので、普段からお口の中のは、良い状態保つ事が望まれます。できれば、歯医者の定期健診受診が望まれます。
他にも、外科療法でのお口からの気管挿管の時に歯科的病気がありますとやはり細菌が体内に入りやすく色々な合併症を引き起こす率が高くなります。
現在、歯科の保険治療の中に周術期口腔機能管理という項目があり全身疾患治療時の口腔管理が重要視されています。
口腔機能管理は、命を守ります。
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院長 野崎康弘
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2014.11.21更新
アンチエイジング!!
「アンチエイジング」最近よく耳にしますね!
日本語にすると抗加齢ということになります。
ご存知の方は、少ないと思いますが、医学会があるほどで世界的に研究が進んでいます。
歯科でも2000年から学会が設立され2005年から日本アンチエイジング歯科学会として活動しています。
先日、当医院の正東先生と私で研修と認定医試験を受験してきました。最近、長い時間机に向かうことがないせいかとても疲れましたが、朝10時~夕方4時までの研修とその後の試験と充実した一日でした。
お昼にでましたお弁当がとても美味しかったので紹介します。ただのお弁当ではありません。
その名も「アンチエイジング弁当」です。
メニューには、抗酸化作用のある食材が多く使われ、塩分控えめながらも香りのある食材を組み合わせることで素材の味を引き立たせています。
※老化に伴うシミやシワは、体内の活性酸素が原因のひとつといわれています。この発生を抑えるものを抗酸化といいます。
「鮭の柑橘クリーム掛け」「パプリカじゃこのカシューナッツ炒め」「かぶらの青のりあんかけ」「ひじき煮」「雑穀米」などでした。
塩分・糖分ひかえめでカロリーも500キロカロリーとダイエットにもよさそうです。
歯医者的にも噛み応えがあり低糖で食物繊維が多い食材使われていておすすめできます。
まだ、認定医の合格発表は、これからですが、とても面白い分野ですので、診療と自分の生活に組入れてみたいと思います。
アンチエイジングと歯科治療については、情報が入り次第、掲載していきたいと思います。
いつまでも若々しく健康な生活を送りましょう!
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
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日本語にすると抗加齢ということになります。
ご存知の方は、少ないと思いますが、医学会があるほどで世界的に研究が進んでいます。
歯科でも2000年から学会が設立され2005年から日本アンチエイジング歯科学会として活動しています。
先日、当医院の正東先生と私で研修と認定医試験を受験してきました。最近、長い時間机に向かうことがないせいかとても疲れましたが、朝10時~夕方4時までの研修とその後の試験と充実した一日でした。
お昼にでましたお弁当がとても美味しかったので紹介します。ただのお弁当ではありません。
その名も「アンチエイジング弁当」です。
メニューには、抗酸化作用のある食材が多く使われ、塩分控えめながらも香りのある食材を組み合わせることで素材の味を引き立たせています。
※老化に伴うシミやシワは、体内の活性酸素が原因のひとつといわれています。この発生を抑えるものを抗酸化といいます。
「鮭の柑橘クリーム掛け」「パプリカじゃこのカシューナッツ炒め」「かぶらの青のりあんかけ」「ひじき煮」「雑穀米」などでした。
塩分・糖分ひかえめでカロリーも500キロカロリーとダイエットにもよさそうです。
歯医者的にも噛み応えがあり低糖で食物繊維が多い食材使われていておすすめできます。
まだ、認定医の合格発表は、これからですが、とても面白い分野ですので、診療と自分の生活に組入れてみたいと思います。
アンチエイジングと歯科治療については、情報が入り次第、掲載していきたいと思います。
いつまでも若々しく健康な生活を送りましょう!
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2014.11.12更新
最新の治療と最良の治療
先日、ある町医者の先生(内科医)のお話を聞く機会があり印象に残ったことがあります。
その先生の患者さんで、肺の疾患で大きな病院に入院されたご高齢の方がいたそうです。
町医者の先生の診療所には、入院設備がなかったためでした。
入院先では、病気を治すための最新の検査と治療が行われ、効果が出ないと次の検査と治療へとどんどん進んだそうです。
患者さん曰はく「費用が心配なので、家に帰りたい。治療は、在宅で受けたい。」とのことで、その町医者の先生が治療にあたる事になったそうです。
多量な酸素吸入が必要な状態で、24時間の対応が必要で不安があったそうです。
患者さんは、いつも費用の事を心配され、お金が無くなる事をいつも不安に思っていたそうです。
ところが、患者さんは、退院されご自宅に戻った日からみるみる回復をし、酸素吸入も入院時の半分になったそうです。
先生は、患者さんに退院前に大きな病院で処方されていた高価な薬剤に変えて、出来るだけ費用の掛からないようにと薬剤の量と種類を変え、大きな費用をかけない約束をして、心配をする患者さんを安心させたそうです。
患者さんは、娘さんと二人暮らしで、娘さんは、昼間仕事をされていますので、昼独居の状態ですが、娘さんが働いて治療費の不安を解消してくれるので落ち着いていられるそうです。
この患者さんの場合、治療費の心配からくる精神的ストレスが解放されたことで病気がよくなったそうです。「病は、気から」という事に当てはまるようです。
歯科と医科では、少々異なるかもしれませんが、「最新・最高の治療が必ずしもその患者さんにとって最良の治療になるとは限らない」のではないでしょうか?
やはり治療方針は、費用も含め患者さんと相談の上、慎重に決めなければならないと再認識させられました。
お困りの事がありましたら、ご相談下さい。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
その先生の患者さんで、肺の疾患で大きな病院に入院されたご高齢の方がいたそうです。
町医者の先生の診療所には、入院設備がなかったためでした。
入院先では、病気を治すための最新の検査と治療が行われ、効果が出ないと次の検査と治療へとどんどん進んだそうです。
患者さん曰はく「費用が心配なので、家に帰りたい。治療は、在宅で受けたい。」とのことで、その町医者の先生が治療にあたる事になったそうです。
多量な酸素吸入が必要な状態で、24時間の対応が必要で不安があったそうです。
患者さんは、いつも費用の事を心配され、お金が無くなる事をいつも不安に思っていたそうです。
ところが、患者さんは、退院されご自宅に戻った日からみるみる回復をし、酸素吸入も入院時の半分になったそうです。
先生は、患者さんに退院前に大きな病院で処方されていた高価な薬剤に変えて、出来るだけ費用の掛からないようにと薬剤の量と種類を変え、大きな費用をかけない約束をして、心配をする患者さんを安心させたそうです。
患者さんは、娘さんと二人暮らしで、娘さんは、昼間仕事をされていますので、昼独居の状態ですが、娘さんが働いて治療費の不安を解消してくれるので落ち着いていられるそうです。
この患者さんの場合、治療費の心配からくる精神的ストレスが解放されたことで病気がよくなったそうです。「病は、気から」という事に当てはまるようです。
歯科と医科では、少々異なるかもしれませんが、「最新・最高の治療が必ずしもその患者さんにとって最良の治療になるとは限らない」のではないでしょうか?
やはり治療方針は、費用も含め患者さんと相談の上、慎重に決めなければならないと再認識させられました。
お困りの事がありましたら、ご相談下さい。
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院長 野崎康弘
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2014.11.10更新
歯並びに自信はありますか?
ある調査による:20~40歳台の男女2,000名に対して「歯並びは、第一印象を左右すると思うか?」の質問について以下の回答です。
「左右すると思う」→78.3%で左右すると答えた男女別は、女性が85.5%・男性が71.5%と女性が大きく上回りました。
また「歯並びの良い人のイメージは?」の質問の回答として
「健康そう」「清潔感がありそう」などが多くやはり第一印象を左右する要素が大きい結果がえられました。
「歯並びに自信がありますか?」の質問については、
「自信がない」が58.5%で半数を超え、そのうちの47.6%が歯列矯正の経験がありませんでした。
矯正をしない理由については、「費用が高い」・「必要性を感じない」・「矯正装置が目立つ」などが挙げられました。
結果として、「歯並びは、第一印象を左右する」と思っているもかかわらず、上記の理由などで矯正には至っていないという矛盾したこととなりました。
欧米では、「歯並びが悪いと就職活動に影響する」といわれるほど、意識が高くなっています。日本でも、近い将来、このような時代が来るかもしれません。
*歯並びは、一生の財産であり、お子さんにとっては、最高のプレゼントです。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
「左右すると思う」→78.3%で左右すると答えた男女別は、女性が85.5%・男性が71.5%と女性が大きく上回りました。
また「歯並びの良い人のイメージは?」の質問の回答として
「健康そう」「清潔感がありそう」などが多くやはり第一印象を左右する要素が大きい結果がえられました。
「歯並びに自信がありますか?」の質問については、
「自信がない」が58.5%で半数を超え、そのうちの47.6%が歯列矯正の経験がありませんでした。
矯正をしない理由については、「費用が高い」・「必要性を感じない」・「矯正装置が目立つ」などが挙げられました。
結果として、「歯並びは、第一印象を左右する」と思っているもかかわらず、上記の理由などで矯正には至っていないという矛盾したこととなりました。
欧米では、「歯並びが悪いと就職活動に影響する」といわれるほど、意識が高くなっています。日本でも、近い将来、このような時代が来るかもしれません。
*歯並びは、一生の財産であり、お子さんにとっては、最高のプレゼントです。
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院長 野崎康弘
投稿者:
2014.11.06更新
歯科衛生士は、女性だけ?
男性の歯科衛生士にお会いしました。
予防関連の研修会での事です。
歯科医師と歯科衛生士が対象でしたが、予防の研修という事で、七割は、女性の衛生士さんでした。
講師の方の「歯科衛生士さんの方は、手を挙げて下さい!」の問いかけに、何と男性が手を挙げているではありませんか!
講師の先生が「男性の衛生士さんですか?」と声をかける一幕がありました。
つい最近まで、男性の歯科衛生士は、法律で附則として認めてはいたそうですが、原文には、女子と記されていたそうです。現在では、女子→者に改められています。
現在、医療機関で働く歯科衛生士さんは、約10万5千人ほどですが、そのうち男性は、50名程度です。
患者さんもいつか男性の歯科衛生士に出会うかもしれませんね
歯医者で働く歯科衛生士は、現在不足しています。男性の歯科衛生士界への進出が望まれているかもしれません。
患者さんにとっても歯科衛生士は、女性というイメージかと思いますが「男性歯科衛生士に出会ったときを想像してみて下さい・・・いかがでしょうか?」
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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投稿者:
2014.11.01更新
たべ物の味がおかしい!!
「最近、何か食べ物の味が分かりにくくって・・・」
秋から冬にかけて、色々な食べ物がおいしい時期ですね・・みなさんあまり意識したことはないと思いますが
味は、どこで感じると思いますか
「それは、口でしょう!」と答える方が殆どかと思います。正解ですが、実は、口全体が味を感じるわけではなく、舌と上あごの後方部分の軟口蓋(上あごの硬い部分のさらに奥)で味を感知します。
特に、舌には、味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じ取る器官が約10,000個存在します。舌をよく見ると小さな突起が無数に存在しますが、これが味蕾です。
この味蕾の機能が阻害されると「味がおかしい!」という事になります。では、どの様な事が影響するのでしょう?
喫煙・過度な刺激物の摂取・加齢や薬やストレスによる口の中の乾燥などが挙げられます。
塩味・甘味・酸味の程よいバランスの食べ物が「うまみ」として美味しいと感じるものになります。
しかし、いくら美味しいものでも食べる本人の味を感知する機能が劣っていると「しょっぱい!辛い!味がない!」となってしまうわけです。
私ごとですが、風邪をひいて薬を飲んでいるときに子供の好物のかぼちゃのスープを作った時のことです。子供は正直ですので「パパ!いつもよりしょっぱいよ!!」
と言われてしまいしたそんなことはない筈と家内に味見をしてもらうと「しょっぱいので子供には無理ね!」とのことです。どうやら風邪薬で口が乾燥していたため、味覚が鈍感になり塩を入れすぎたようでした。
ごく稀に、激辛のものを食べても平気な人がいますが、これは、辛みに対する味蕾の感知機能が少ない事によると思われます。
※最近、ストレス社会のせいか若い方でも口が乾くと訴える方が多くなっています。口腔乾燥が長く続きますと、味覚障害につながる事がありますので、気になる方は、かかりつけの歯医者に相談しましょう。
対策としては、生活環境の改善・保湿剤の使用・唾液腺マッサージなどがあります。
蔵前 ジェイエムビル歯科医院
院長 野崎康弘
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秋から冬にかけて、色々な食べ物がおいしい時期ですね・・みなさんあまり意識したことはないと思いますが
味は、どこで感じると思いますか
「それは、口でしょう!」と答える方が殆どかと思います。正解ですが、実は、口全体が味を感じるわけではなく、舌と上あごの後方部分の軟口蓋(上あごの硬い部分のさらに奥)で味を感知します。
特に、舌には、味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じ取る器官が約10,000個存在します。舌をよく見ると小さな突起が無数に存在しますが、これが味蕾です。
この味蕾の機能が阻害されると「味がおかしい!」という事になります。では、どの様な事が影響するのでしょう?
喫煙・過度な刺激物の摂取・加齢や薬やストレスによる口の中の乾燥などが挙げられます。
塩味・甘味・酸味の程よいバランスの食べ物が「うまみ」として美味しいと感じるものになります。
しかし、いくら美味しいものでも食べる本人の味を感知する機能が劣っていると「しょっぱい!辛い!味がない!」となってしまうわけです。
私ごとですが、風邪をひいて薬を飲んでいるときに子供の好物のかぼちゃのスープを作った時のことです。子供は正直ですので「パパ!いつもよりしょっぱいよ!!」
と言われてしまいしたそんなことはない筈と家内に味見をしてもらうと「しょっぱいので子供には無理ね!」とのことです。どうやら風邪薬で口が乾燥していたため、味覚が鈍感になり塩を入れすぎたようでした。
ごく稀に、激辛のものを食べても平気な人がいますが、これは、辛みに対する味蕾の感知機能が少ない事によると思われます。
※最近、ストレス社会のせいか若い方でも口が乾くと訴える方が多くなっています。口腔乾燥が長く続きますと、味覚障害につながる事がありますので、気になる方は、かかりつけの歯医者に相談しましょう。
対策としては、生活環境の改善・保湿剤の使用・唾液腺マッサージなどがあります。
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